【Android】aabファイルを実機にインストールするbatファイル作成
Androidアプリを公開する際に必ず警告される「Android App Bundle」の項目。
対応してみたのですが、
「aab」ファイルを実機にインストールする方法について、
ネットに情報が少なくまとまっていなかったので
今回、まとめようと思いました。
対応した警告の内容
「AndroidAppBundleでサイズを小さくしよう!」という事でした。
個人製作のアプリなので100MBも超えたことが無かったので
小さくなろうが誰も気にしないだろうと思い、無視していました。
今回暇つぶしに対応してみたのですが、ビックリしたのが
ビルドして出力されるファイルの拡張子が「.apk」ではなく「.aab」になってる!
という事でした・・・
この「.aab」ファイルを実機にインストールする方法が全く分かりませんでした!
ネットで調べても、細かい部分は載っているのですが
初歩的な部分が全くなかったので素人には四苦八苦状態でした。
苦しみながらbatファイルを作って一発インストールできるまでいったので、
同じ様に困っている方がいましたら是非ご利用ください。
「Android App Bundle」を利用して「aab」ファイル作成
これは簡単です。 上図のように、「Build App Bundle(Google Play)」にチェックを入れるだけです。
これで、「AndroidAppBundleでサイズを小さくしよう!」は達成です!
実機デバッグを行わない方は、できたファイルをアップすればOKです。
「aab」ファイルを実機にインストールする方法
- 最新の「BundleTool」をダウンロード github.com 上記URLから、最新の「 bundletool-all-○.○.○.jar 」ファイルをダウンロード
- batファイルを1.のファイルと同階層に作成 落としてきた「 bundletool-all-○.○.○.jar 」と同じ階層に
- 「.aab」ファイルを1.のファイルと同階層に移動 Unityでビルドしてできた「.aab」ファイルを
- batファイルのコードを記入 まずは、以下をコピペして下さい
※○=バージョン情報
落としてきたファイルは好きなところに置いて大丈夫です
適当なファイル名で「.bat」ファイルを作成して下さい。
batファイルに記入するコードは後ほど説明します
batファイル等と同階層のフォルダに移動させてください
@echo off cd /d %~dp0 @rem ↓↓必要事項を記入↓↓ set File_Bundle=落としてきた「bundletool」のファイル名【例】bundletool-all-0.10.3 set File_App=Unityから出力したアプリのファイル名【例】TestAppName set Path_Key=アプリで使っている「.keystore」ファイルのパス【例】D:/Unity/TestAppName/user.keystore set Pass_Key=パスワード set Alias=エリアス名 set Pass_Alius=エリアスのパスワード @rem ↑↑必要事項を記入↑↑ @rem ----変数設定 set Path_Now=%~dp0 set Path_Get=%Path_Now%%File_App%.aab set Path_Out=%Path_Now%%File_App%.apks set Path_Out_Srch=%File_App%.apks set File_Bndle_Fix=%File_Bundle%.jar @rem ----apks作成済みなら削除 if exist %Path_Out_Srch% ( del %Path_Out%) @rem ----apks作成処理 java -jar %File_Bndle_Fix% build-apks^ --bundle=%Path_Get%^ --output=%Path_Out%^ --ks=%Path_Key%^ --ks-pass=pass:%Pass_Key%^ --ks-key-alias=%Alias%^ --key-pass=pass:%Pass_Alius% @rem ----apksをインストール※USB接続している実機が対象 java -jar %File_Bndle_Fix% install-apks^ --apks=%Path_Out%\ pause \
次に、コードの中の、各自記入しないといけない部分があるので解説します。
※ コードの「@rem ↓↓必要事項を記入↓↓」の部分です
・set File_Bundle=
・set File_App=
拡張子を除いたファイル名を記入
・set Path_Key=
・set Pass_Key=
・set Alias=
・set Pass_Alius=
キーファイル(Unityの「Player Settings→Publishing Settings→Keystore」項目)
エリアス名(Unityの「Player Settings→Publishing Settings→Key」項目)
両パスワードを記入記入例
@rem ↓↓必要事項を記入↓↓ set File_Bundle=bundletool-all-0.10.3 set File_App=MusicTempoCnv set Path_Key=D:\Unity\CmnKey\user.keystore set Pass_Key=11110000 set Alias=username set Pass_Alius=00001111 @rem ↑↑必要事項を記入↑↑
これで準備はOK!
後は、AndroidをUSBに接続して作成したバッチを実行して下さい。
apksという拡張子のファイルが作成されて、その後に実機にインストールされます。
これで、特に難しいこともなくaabファイルで
実機デバッグを行うことができます。
ただ、調べていて思ったのですが、
「bundletool」の詳細情報が無さすぎるので、
そもそも、abbファイルを手動で実機にインストールすること自体
普通は行わないのではないか?
と思ってしまいました。。。
自分が遠回りなことをしている気しかしないので、
こんな事しなくても、もっと簡単に実機デバッグできるし!
という方法があったらさわりだけでも誰か教えてください!!